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| フェノールフォームとは |
| フェノール樹脂は優れた耐熱性と汎用性を併せもつ熱硬化性樹脂で、自動車、電機・電子,建材、鉄鋼、などの各業界において、成形材料、積層板、および接着剤として広範囲に使用されています。フェノール樹脂に種々の変性を行い、発泡硬化させて得られた製品がフェノールフォームです。フェノールフォームは一般にレゾール型とノボラック型に大別されます。 フェノールフォームは、プラスチックフォームの中でも、熱的及び化学的に最も安定した性質を有すると共に優れた断熱性を有します。 フェノールフォームが世界ではじめて商業生産されたのは、1940年代初め欧州においてであり、日本では1960年頃から生産が開始され、建築用、工業資材用、生け花の剣山用などに使用されてきました。近年、難燃性、耐熱性、断熱性、極低温特性、耐薬品性などの本来の優れた特性を活かし、断熱材としての使われ方が増えています。 フェノールフォームには、不織布、不燃紙、化粧紙、アルミ箔、金属箔などを面材とするラミネートボードと、せっこうボード、木毛セメント板、ロックウールボード、金属板などの他材と複合した複合成形パネル及び筒状品があります。また近年、高断熱性能を持ったフェノールフォームも開発され、省エネルギーに一層貢献できるようになりました。 このように優れた断熱性能と防火性を併せもつフェノールフォームは、省エネルギーに貢献し、かつ火災安全性、経済性に優れた断熱材料を求める社会的要求を十分満足すべき素材として、今後本格的普及期を迎えるでしょう。 フェノールフォームの種類としては、レゾール型樹脂を主原料としたものと、ノボラック型樹脂を主原料としたものの2種類に分類されます。これらの樹脂を面材の間で発泡させサンドイッチ状に成型した保温板や、ブロック状の発泡体から切り出した保温筒がつくられます。フェノールフォームの規格はJIS A 9511 2006R A種フェノールフォーム保温材で規定されています。 フェノールフォームは、高性能断熱材分野で、いち早くノンフロン発泡技術を確立し、その後業界として完全ノンフロンを達成しています。 |